狩の途中、十代将軍徳川家治に厠を貸した茶屋の娘が、 知らぬうちに将軍の思われ人と噂され、 末を契った男にも見捨てられる 運命の非情を描く表題作など、 江戸にいきづく庶民の生を鮮烈に描く8篇。 四六変型判上製・280頁
収録作品 隣人 姿見ずの橋 風ぐるま 砂村心中 ああ三百七十里 三つぼくろの男 菜摘ます児 冬の蝉